報告会

自分という人間を理解しようとすればするほど何も分からなくて、常に何かに頼って、思い込んで、同じところを行ったり来たりして、何も分からない。

・よく分からない議題:分かりすぎて分からない

何を以って分からないかと言えば、俺は脳の処理速度が余りにも遅過ぎて、自分の中で起きるあらゆる事象を精査する前に別の場所で爆発が起きて最早何も分からない。俺は無能、無人島、ニシン、布団、誰かが好き、生まれた理由、何もしたくない、血圧が心配、出てきた現象の主体が何なのか自分にはどうでもいいが、誰かにとっては重要で、だから自分にとっても同じことで分からない。俺は人として弱い、確実な方法論で導く必要がある、でもいつも頭に浮かぶのはなんか・・・マグロ漁船?たまに同時に処理できる時があるけど一瞬過ぎて分からない。分からない☆☆☆(ミシュラン準拠) スピードでぇ〜?差を付けないといけない訳ですよ、え?若いんですから、分かります?!!!!!知るかっつーの!!!うるせえよ!!うっせぇ〜うっせぇ〜〜うっせぇわ〜〜なんだらこんだらほんだらで〜♪
歌詞が分からない。

・今すぐふざけるのを止めろ

賢い人間を見る度に、自分が対極に居るのだと分からされる。向こうの土俵で勝てない。焦ってはいけないと理解をする事に焦っている。本当に何も分からない。この後どうせいつもみたいにベラベラ偉そうに喋るんだろうが本当は何も分かってない。

・人は忘れる

次第に複雑化して難易度が高まっていく目標や悩みを解決する為には、成長を続けなければならない事に気付かずに成長していた。純粋とされる新たな知見を得るには、失うべくして失うものもあった。特定の感覚を頭に残しておこうと意識していても、代償として支払われたり、変な角度から引っこ抜かれたり、浮気して帰ってきたら消えてたりした。

冷静に見れば部分的にはなりたかった自分になれた。嫌な事があってもそんなに不快にならなくなった。昔より遥かに素直になって人と話せるようになった。

"賢い奴になりたい"これが人生で明確に見た最初の夢だった。今のところ何も賢くない。賢くなって何をするかはどうでも良かったのか、悲しいのは、俺が子供を辞める要因は、成長するからではなくただ忘れていくからだった。信じて抱えていた憂鬱は時間の経過と共にあっさり薄れた。









昔は自己嫌悪の陰に、なんとなく何かの才能があるんじゃないかと思い込んでいた。意図しない形で関係性を得た脈が偶然を呼んで、自分の可能性を超えていた瞬間があった。
今は想定した以上のものが輩出されることは全くなくなった。だからと言って昔に戻るつもりは更々無い。どうすればいいのか全く分からない。