ケロロとけもフレ

もちろん自分もけものフレンズを楽しんでいた一視聴者な訳だが、そのコンセプトデザイナーが吉崎観音さんだという事をつい昨日知ったのであった。何故、気が付かなかったのか…
吉崎さんのTwitterも覗いてみたら(というかこの時アカウント持ってたのを知った)けもフレの内容でギッシリ、何をどうとは言わんがとにかくやらかした気分になったよ…どうしてもっと早く気が付かなかったの…?


huluでケロロ軍曹が配信されたのをきっかけに、あ〜懐かしいなとついでに漫画を1~21巻までと特別編集版を買ってきたばかりで超タイムリーのなんの、特に特別編集版・桃 というヒロインコレクションみたいな感じでお色気シーンを集めた思い出の一冊、まだ自慰も知らなかった頃にあれを友達に貸してもらってひたすらページ捲ってたあの一冊を手に入れてずっと浸っていた。アニメの方も打ち切りまで観てたよ。どうして放送しなくなったのと友人とダベっていたと記憶している。今こうして再び観ているとパロディ満載で話も面白くて何気ない会話も冴えててひたすらに楽しい。huluで配信中なので是非、どうぞ(宣伝)


とまあそこまでにしておいて、けもフレと言えば擬人化、そう考えてみるとケロロも擬人化したキャラクターが出てくる話が結構ある。

ペコポン人スーツ装着とかすももちゃん…は擬人化かどうかは置いといて、

特に32話の「ケロロ 動物隊員大集合であります」でケロロ達が「ボクラハミンナイキテイル銃」とかいうさり気なく頭を後ろに90°近く曲げたくなるような名前の人間にしてしまう光線で動物達と会話をして仲間にしよう、という魂胆で動物園に行き片っ端から擬人化していった話。

この話は擬人化した動物がどれも個性豊かで現実にもある特徴を持っており、喋れるようになった動物たちの言葉がどれも面白かった。もちろん本当にケロロ達の仲間になっては色々と不味いので全員に断られるというオチは恐らく誰でも分かっていただろうが、そこまでの話の持っていき方でケロロ達の宇宙レベルの倫理観や情、そして吉崎さんの動物への理解を感じさせてくれる、地球がひと際大きく見えた名回だった。

もちろん今の話の様にケロロ達が自ら手を下して動物に意思を持たせたりと地球のあらゆる要素を改めて見させて貰えるが、宇宙人の暮らしや確執などの小出しにされる設定を垣間見ると、人間とそれ以外の生き物への想いが相当に伝わってくる。


今はこうして簡単に説明したが、けものフレンズの優しいキャラクターと世界観、そしてストーリーを生み出したチームのひとりに吉崎観音、と言われると当然のように納得できる。本当にもっと早く気付くべきだった…