ゆるい思想

脳ミソからケツまでイった男の雑記

DYNAMIC CHORDの揺るがない立ち位置


DYNAMIC CHORD、執拗にこのアニメの話するから覚悟して。
ここの顔すき

やはりDYNAMIC CHORDにしがみつく理由は、女性向けアニメらしからぬキャラクターの魅せ方のせいだと思う。モブ含め媚びる様子を見せない登場人物達の言葉が、いやらしくもしつこくもない。腰が据わり主張する貫禄を見せる彼らとは裏腹に進み続ける時間、キャラクターが創り出す物語というのは正にこれを言うのではないか。

4話で戦士の休息とヨリトさんがホモっぽい発言をするのも、5話でオッドアイとバナナがカマネキにオホッとするのも、しつこさがあれば絶対に映えないシーン。(SideMの)あざといピエール君を見てがわ゙い゙い゙な゙ぁ゙ピエ゙ー ル゙ぐん゙と感極まるのも勿論間違ってはいないが、男にとって女性向けアニメの癒しの究極系はこのDYNAMIC CHORDにある。キャラクターの感性も言葉の意義もガバガバ風景作画も視聴者から受け取りに来てもらうというスタンスを一貫している影山監督には脱帽するしかない。謎の中毒性で繰り返し観てしまう度に好きになっていく魅力はここにある。ライブシーンはなんとかしろ(豹変)
でもここすき


追いピアノや謎の間も確かにコメント付きで見なくとも面白いが、100%ネタ目的の視聴者は断片的なダイナミックシーンへの圧倒的な期待だけでなく「DYNAMIC CHORDというアニメ」としてマクロ的に捉えた際にいつか他とは一線を画す楽しさと面白さを両立する、合理的な裏側でありながら矛盾させたくはないアニメだと気付く程の神秘は確実にある。自分は破魔石の力に溺れるアーシェ並に取り憑かれた。

お持ち帰りしたいくらいのピエール君の可愛さや追いピアノの笑うしかない衝撃を一方的に感じるだけに留まらず、普通回と呼ばれる25分も自ら感受すればDYNAMIC CHORDの真の魅力と学ぶべきものが存在している。後にクソアニメとして鉄血や異世界スマホと同列で語られようが、この2つとは明らかに違う存在感を放つと信じている者は、決して少なくない。
Vガンだってそう、まともな神経していればリーンホース特攻シーンとキャラクターの狂気くらいしか印象に残ることはないだろうが、カテジナの故郷と帝国への想い、子ども達の戦争意識とモビルスーツの存在する意味を自分から受け取りに行った瞬間、名作と化す。


そして最新話である6話、加賀さんの鋭利な顎と木造だった筈の鉄骨ステージさっき見たライブさえなければ涙を拭った後、道明寺が映るカット時の「こんなライブ、お金じゃ買えない」という台詞で泣いてたと思う。Liar-Sが覚悟キメた瞬間彼らの心情を反映するように怒涛の花火が上がるシーンも好き。

マネージャーとバンドは確固たる共通思想を持ちながらすれ違い、解決する砌までマネージャーと接触することなく進むシナリオ。申し開きを効かせる場面でも回想という形でリフレインさせる事でより強調し、作画枚数も減らせるというテクニックにも感服せざるを得ない。例 : 私ね、楽しい思い出があるの・・・
Liar-Sが自分達のために目の前のファンを選ぶ姿をマネージャーは実見し、それは道明寺の後押しがあってこそというなかなか見られない構成、やはり道明寺は主人公。
着目すべきは現実的なクライアントからの想定される評価や常識ではなく、Liar-S自身の決断。いわゆる世間である視聴者側のツッコミすら狙わずとも逆手に取るダイナミックなテーマの6話は最高だった。



余談

今年のアニメは(いろんな意味で)全く退屈しないので大満足の万々歳。ホラ2016年のTVアニメを見てみろよオラァン!(追い討ち)

来季の情報も充実してきた。CCさくら続編、バジリスク続編と楽しみでしょうがない。新作であればTRIGGERとA-1共同制作のオリジナル作品「ダーリン・イン・ザ・フランキス」、PVの時点で既にヤバい香りがする「博多豚骨ラーメンズ」、度々お話しするMy Humanityで知っている長谷敏司の作品が原作の「BEATLESS」が気になるところ。BEATLESSは原作読むかクッソ悩むけど全話放送後にします。
J9シリーズの原案、山本優銀河神風ジンライガーなるものを制作中との事でそちらも来年こそは来ると期待。